PRML読書会最終回

昨日で本レーンは終わりましたが、まだ理解しきれていないし自分のものに
なるまでは、終わりがない感じ。復習レーンも参加予定。


1年かかってようやく数式を書いたり、発表者のソースと数式をにらめっこしながら理解できるといった状況です。


まぁ反面教師だと思ってこういうやり方をしているとこんなに時間かかるんだぐらいに思ってもらえれば良いです。


とりあえず振り返ってみると
昨年8月の第4章で初めて参加したときの自分は、数式いっぱいの発表に面食らってなんだこの勉強会はー!という感じでとりあえずホワイトボードに書かれた展開式をただノートに写してました。
それまでは、PRML上下巻すでに購入してたけど積ん読で、これを機に読み始めたのですが次の勉強会までに読みきることができないまま第5章に参加しました。
当然、理解出来ないわけで復習といっても読み返すぐらいでこのままではマズイなと思い、いつか自分も発表しなければということで、まず始めたのが数式をTeXで書くことからやりました。かなり苦労しました。



自分が使ったのはTeXclipで、6章の式をひたすらTexでタイプしてました。
その状態で6章を迎えたわけですが、この頃から発表者の言っていることが少し理解できるようになり
ノートに写すことがやや減りました。まぁ発表のクォリティが高くて分かりやすかったのもあります。



7章はずっと以前から気になっていたSVMでしてこの予習ではSVMのライブラリを習得して教科書に書いてあるデータを再現できるようになりたいなと思い望んだのですが英語が壁となり一応動かしたというレベルで、TeXの数式タイプぐらいしかできませんでした。



たしか昨年11月頃の時に、次の8章は来年ということで、ここで初めて発表することを決意しました。
一応余裕をもってパワーポイントで作成していましたが発表前日までいろいろ直してました。
演習はweb解答があったのですが全然理解できないので素直に当日の発表で分からなかったことを伝えました。
トップバッターで本レーン初の発表ということもあってかなり緊張していました。



9章の予習は8章の発表の後、緊張の糸が切れたのか、まったく身に入らないまま読書会当日を迎えてしまいました。
参考文献の1論文を辞書片手に苦労しながら単語を訳していきました。あまり理解できませんでした。
予習をしてないのでなんとなくは、発表者のいっていることは分かるけどまぁわかった気になっている状態。
この回辺りからyoutubeによる中継が流れるようになったと思います。


次の9章後半から10章前半は、youtubeで見ようと思い参加登録はしませんでした。これは後から振り返ると参加しとけば良かったです。というのは14章でこの回のEMアルゴリズムを使うのですがyoutubeは画質、音声とも調子が良くなくてあんまり頭に入りませんでした。なので14章の予習はEMアルゴリズムの理解から始めるなど時間かかりました。



10章後半以降は参加し続けたわけですが、この頃、式の展開を自分で、できるようにしなくてはと思い何度かトライしようと思うのですが手が動かないんですね。
分からないので、まずは式を写すことから始めました。丁度、PRMLが読めるようになるまでに、この本で力をつけとくといいよという紹介があり、それらの本も読むことにしました。これ実は積ん読でして、けっこう凹みました。なんで読まなかったのかってぐらい分かりやすい。
で、ラグランジュ未定乗数法や変分法などが良く出るということなのでどういう意味があるのかというのがなんとなく分かるようになりました。



11章はサンプリングで実装が簡単とか聞いていたので自分もトライしようとしたのですがRがわからないのと数式とRのリンクがとれていないため撃沈しました。やっぱり数値解析と行列を実装したことがないと、いきなりというのは無理がありました。後、難しい本だから正しいとは限らないことを学習したので、なぜか間違い探しとかしていました(といっても誤字を指摘する程度でしたけど)。



12章の予習は、数式の理解・展開は思ったより手強いということで参考文献に目をつけました。
今まで本を読んでもあんまり理解できないので参考文献読めばなんとかなるのかなーと軽く考えていました。甘かったです(苦笑)。



翻訳本なので参考文献は当然英語なのですが、まぁ本を1ページづつ読んでは参考文献一覧をめくってグーグルで検索してpdfなのかどうか調べて、落としてという繰り返しが頻繁にありました。
12章はものすごいたくさんの参考文献が引用されていて面倒になり、はてなに一覧を載せることを思いつきました。
これだけでも大変でしたね。



当日は、まぁちんぷんかんぷんでした(苦笑)



13章の予習は、数式を写経して、参考文献を一覧にしてからpdfを落としてくるところまではスムーズに行きました。
このころにようやく内容についてどういう意味なのか考えられるようになりつつありました。
後、当日の発表会でノートに写すことも激減しました。割と理解できるようになったと思います。
ただ、数式展開は今だにできないですし、コードに落とすことも他力本願な所もあるので、振り返ると
結局の所、発表者のレベルが上がって、分かりやすく伝えようと努力されていたことが大きかったと思います。
それからtwitterやブログ、slidshareなどの登場も大きかったです。これらツールのおかげで予習・復習をなんとか継続することができたのかなと思います。



1年で自分が身についたことは

  • 数式をTeXでタイプできるようになったこと
  • PRMLの本をある程度読めるようになったこと

 (読書会のおかげでもあります感謝!)

  • ある程度の品質で発表資料を短時間で作成できるようになったこと

自己紹介の時ここで勉強してきたことを仕事に生かせたらということを発言しましたが
今だに実現できる見込みがないですord
後、議論に参加出来ていないのが苦しいところ。
ツイッターで質問するのもまだ躊躇してしまうところは直さないといけないなぁと思っています。


あえて挙げるならば、
詳細にまで目を配ること
これは、つまり図の点一つ一つの位置関係にも意味がある。
書かれている本は本当に正しいのかどうか自分で確かめるという視点は
仕事に役だっているのかなと思います。



ぐだぐだ書いてきました。

あと、レベル高そうだからという理由で参加しないのはもったいないです。自分の立ち位置が分かるだけでもメリット?(逆に知らない方が良いのかもしれませんが(苦笑))があると思います。自分の場合、まだ全然わかってないなぁ頑張らないといけないなぁという風に強引にでも思うようにしています。



読書会に参加して仕事との両立はかなり苦しかったのですがPRMLを全章読みきったことは事実として残りました。
読書会の皆様、会場を貸していただいた方々、発表者・参加者・翻訳者・監訳者・出版社の皆様などなど
ありがとうございました。